家庭新聞

共生の地域社会をつくる市民の生活情報誌

11月22日(水曜日)

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自然や動植物愛する思いやりの心

印刷する 印刷する 6月2日(木曜日)

五感を育む文化幼稚園の自然観察園
ホタル観賞会・幻想的な光に酔う

 所沢の自然の宝庫としても各方面から注目されている学校法人・所沢文化幼稚園(梅沢好文理事長)の「自然観察園」で、30・31の両日、第一~第六の年長園児及びくすのき台保育園・文化保育園の年長園児約700名を対象にホタル観賞会が実施された。

 自然観察園は、次代を担う子ども達に自然の大切さや動植物を愛する心を育み、豊かな感性をもった人間に成長してほしいとの願いを込めて、梅沢定彦・学園長が私財を投じて整備した施設。園内にはホタルをはじめ、国蝶のオオムラサキ・天然記念物ミヤコタナゴ、さらにはたくさんの小動物、昆虫、魚、植物が生息しており、自治体や大学を含めた学校、研究機関など各方面からも視察に訪れるなど大きな反響があり、テレビの全国放送でも度々取り上げられているところ。

 ホタルについては、専門誌の監修も手掛けるほか、NPOホタルの会副理事長なども務めるなど「ホタル博士」としても知られる梅沢学園長が1年365日間、ホタルに最適な環境を整えて卵から成虫になるまで世話を続け、今年も研究に熱心な全国の自治体・学校・幼稚園・任意団体などに36100匹もの幼虫を無償で提供している。ただ、熱心な研究者でさえもやはり成虫になるまで飼育することの難しさも実感しているようだ。

 ホタル観賞会では、梅沢理事長が「みなさんが11月に放流したホタルが元気に育ち、皆に会うのを楽しみにしています。綺麗な光で元気にあいさつしてくれると思いますので、励ましてあげながら楽しい思い出をつくってください」等と呼びかけたほか、学園長もホタルの一生(光り方の違い、餌など)を園児にもわかるよう丁寧に解説しながら、鑑賞にあたっての注意点を説明した。

 辺りが暗くなってきたところで、さっそく園内での観賞会がはじまり、園児達はホタルを見つけると大歓声をあげながらその幻想的な光を堪能したほか、園内の「あづまや」ではケースに入った宝石箱のような無数の光を放つホタルのようすをじっくりと観察していた。

 なお、今年は5月11日ごろからホタルが確認できたというが、ヘイケボタル約1300匹が確認できているのに対し、ゲンジボタルはまだ数十匹で、3月から4月上旬にかけての寒さなども影響しているという。

 今後の観賞会だが、現在は年中・年少園児ら親子を対象とした観賞会を実施中。13日(月)に一般公開を予定し、15日(水)には老人ホーム「亀鶴園」への出前観賞会、さらに17日(金)には社会福祉法人・茶の花福祉会の障害者施設の方への観賞会ほかを実施するとしている。