地元保存会が協力・収穫祭も計画
市立三ヶ島小学校(笠原秀夫校長)の5年生が5日、三ヶ島の糀谷八幡湿地で稲刈り作業をおこなった。
糀谷八幡湿地は、かつて田んぼが広がり景観に優れた自然豊かな土地であったが、粗大ごみなどが不法投棄される問題が浮上。環境
保全が急務だとして地元有志が立ち上がり平成16年に「糀谷八幡湿地保存会」を設立。除草作業など定期的な管理によって環境が改善し、現在では約1反(約300坪)の田んぼがあるが、今後もかつてのように面積を徐々に広げていく考えのようだ。
三ヶ島小5年生は、
総合的な学習の一環として、保存会の皆さんの協力のもと5年前から毎年田植え・稲刈り体験をおこない、11月下旬には収穫祭を実施。ここでは臼・杵を使っての餅つき体験もおこなっているが、現地の掲示板には昨年のようすが写真などで紹介されており、保存会へのお礼の言葉も掲載されている。
この日は、担任に引率されて5年生全員が現地に集合。冒頭、水村周介・保存会会長が「八幡湿地の素晴らしい環境で育った稲でおいしいお米ができると思います。収穫の喜び・食に対する感謝の気持ちを改めて学んでください」等と挨拶。さらに顧問(前会長)の石井美作氏、同校OBでもある地元の荻野泰男市議、JAの水村作一郎理事、所沢市農政課職員、河野靖治後援会長、元三ヶ島小校長でもある中義智・神社宮司らがそれぞれの立場で湿地への思いなど語り、さらに保存会の活動に参加しているモンゴルからの留学生ほかPTA役員、地域住民ら協力者が紹介され、水村伊重副会長が鎌の扱い方など注意事項を説明したあと、さっそく複数のグループに分かれて稲刈り作業を体験したほか、用意された脱穀機での脱穀作業もおこなった。
5年生は、今年6月4日に田植えをおこなっているが、参加した児童からは「稲刈りがこんなに大変だとは知らなかった。お米をつくっている人達の苦労を体験できてよかった。食べ物を粗末にしないようにしたいです」等々の感想が聞かれた。


