家庭新聞

共生の地域社会をつくる市民の生活情報誌

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173年ぶり金環日食まで1ヶ月

印刷する 印刷する 4月20日(金曜日)

専用グラス寄贈・講習会など準備進む
太陽観察にあたって細心の注意促す

 関東では実に173年ぶりの金環日食(太陽がリング状に見える現象)があと約1ヶ月後の5月21日(月)に迫り、大きな話題となっている。一生に一度の現象を見逃すまいと各地でその準備が進められ、ここ所沢でも、食の最大が同日午前7時34分ごろと推測されているなか、市内に本社をもつ総合光学機器メーカーの㈱ビクセン・所沢市小中学校校長会などでは、金環日食を広くPRする一方で、市民や児童生徒に対し、日食の観察にあたっての注意を促している。

 関東では、江戸時代の天保8年9月7日以来の現象として注目される金環日食。昨年には同社から市内小中学生に対して日食グラスが贈呈され、19日にも新聞販売店グループから同様に寄付。さらに来週24日(火)には、同社の協力のもと、校長会による小中学校教諭を対象とした講習会も予定され、太陽の基礎知識や観察の方法・子ども達への安全指導などがおこなわれることになっている。

 太陽の観察だが、多くの市民も子どもの頃やったことがあるように、数年前までは黒い下敷き・現像した写真フィルムの黒い部分・ススを付けたすりガラスでも良いとされていたが、黒色の下敷きや一般用サングラスを使って太陽を観ると失明の危険があるという。正しい観察方法で観察しないと「日食網膜症」といって、個人差はあるものの目が痛くなったり、目のなかに影が生じたり、モノがかすんで見える、視力が低下するなどの症状を発症することもあるという。

 一方、見えない光「紫外線」「赤外線」が危険かもしれないということがわかってきている。紫外線は多くの人々の周知のとおり、日焼けやシミなどの主な原因とされるが、これを長時間浴びると、人間の皮膚のみならず、目の水晶体に吸収され、化学変化を起こして白く濁らせ「白内障」の原因になることがわかっている。これは赤外線についても同様だとしている。

 安全に観察をおこなうには、「可視光線」「紫外線」「赤外線」を適切に減光またはカットする必要があり、市販品でも遮光性能が不足しているものもあるため、十分な注意が必要と警告している。

(写真は世界に誇るビクセンの寄贈した日食グラス・昨年の天体観測会=星空フェスティバルから)